★新着情報★12月の新酒・12月休業日について

25 11月 2010

☆続々と新酒が入荷しています。12月1日から「新酒飲み比べセット」(3種1000円)を
始めます。フレッシュな味覚をお楽しみください。

☆昔、捕鯨船に乗って長期航海の間料理を作っていた料理人が鯨肉加工の会社を始めました。
彼から仕入れた鯨メニュー(赤身、本皮、ベーコン、さえずりの味噌漬け)を用意しました。
どれもひと味違います。是非お試しください!

☆年末年始は12月27日(月)〜1月4日(火)までお休みをいただきます。

☆12月の休業日は7日(火)、13日(月)、14日(火)、21日(火)、27日(月)〜
1月4日(火)となります。

おかげさまで開店から半年が経ちました

23 11月 2010

昨日、開店から半年の節目を迎えました。いつもの日曜日よりたくさんのお客様に
ご来店いただき、片付けが済んでから女将と2人、数日遅れのボジョレーヌーボーを
飲みながらささやかなお祝いをしました。

飲食店の経営は初めての経験ゆえ、この半年は様々な気苦労や体力的な行き詰まりも
感じましたが、振り返ればあっという間の日々でした。開店前にああしようこうしようと
思っていたことの半分もできなかったという反省はありますが、とりあえず我慢強い
お客様に恵まれたのは幸せの限りです。

これまで延べ1000人以上のお客様にご来店いただきましたが、それぞれに思い出があり、
様々な経験をさせていただきました。特に日頃日本酒を飲まない若いお客さんが当店で
日本酒の美味しさに目覚め、その後頻繁に通っていただけるようになったのは
“日本酒バー冥利”に尽きます。一方で日本酒は「悪酔いする」「糖尿病になる」など
言われのない悪評を振り払うのにも四苦八苦しました。

そんな中で、とても印象に残っている1人のお客様がいらっしゃいます。60代の男性の方で、
店に入られるなりある銘柄を指定されました。たまたまバックヤードにあることを思い出して
お出ししたら。静かに口に含んで時間をかけて味わわれた後、こうおっしゃいました。

「この酒は30年ぶりに口にしました。2年前に亡くなった家内と新婚旅行で訪ねた土地で
飲んだ酒です。その後、2人で飲み屋に行く度にその銘柄を探しましたがついに出合うことは
ありませんでした。思いがけず今日ここで出合えて嬉しいやら懐かしいやら。亡くなった
家内にも飲ませてあげたいです」

酒はただ単に舌で味わう嗜好品ではなく、飲んだ場所や時間、同席した相手の思い出まで
擦り込まれるような、いわば脳で味わう飲み物だということを実感しました。そうした
人生の襞にまで入り込めるような店になれれば最高だと思っています。これからも一期一会の
出会いを大切にしていきますので、引き続きのご贔屓をよろしくお願いします。

そんな新人店に力強い援軍が登場です。12月3日発売の『東京人』の表紙に当店の外観写真を
使っていただけるということです。本文では太田和彦さんの洒脱な文章で紹介されるみたい
ですので、本屋さんで見かけたら見てやってください。そのうえで宜しければこれからの
半年、1年を店で実際に見届けていただけたら幸いです。

テレビや雑誌の取材が増えてきました

3 11月 2010

最近、テレビや雑誌の取材が俄に増えてきました。テレビは「アド街ック天国」の元日特番で
逆さツリーの名所としてすっかり有名になった「十間橋」が取り上げられることになり、
これからの注目スポットの一環として当店も取材されました。ちゃんと映っていれば、女将の
とびっきりの笑顔が見られると思います。ご期待?ください。

一昨日は時々自分でも購読している「東京人」の取材がありました。取材に訪れたのは居酒屋を
こよなく愛する太田和彦さん。彼が書く文章は単なる店紹介にとどまらず、店に集う人々の
人間ドラマや周囲の地域文化までをも活写することで定評があり、著書をバイブルとして携えて
居酒屋を“巡礼”する人々も数多くいます。そんな太田さんに来店いただいたので 終始感激の
取材でしたが、私が紹介した「長屋ガール」の話に関心を持っていただいたようでした。

「長屋ガール」とは下町の長屋に住み、時々1人で当店に酒を飲みに来てくださる若い女性を
表現した呼び名。隣近所の生活音が筒抜けのプライバシーがない住環境を積極的に受け入れる
強者の女性たちです。店に来た彼女らは日本酒3〜4杯をくいっと飲み干し、酔った素振りも
見せず帰って行きます。その姿はとてもかっこ良く女将と2人で惚れ惚れ見送ってしまいます。
そんな話を面白がる太田さんが当店をどう紹介して下さるのか、とても楽しみです。

このほかに「大人の週末」「料理通信」「料理王国」「るるぶ」「まっぷる」などのほか、
昭文社のガイドブックなどの取材が目白押しで、内容も単なる店紹介にとどまらず、新規開業の
苦労話とか脱サラ人生の軌跡など様々。かつては取材する立場にいただけに、取材申し込みが
あると断ることができず、どんどん増えてしまっています。

開店から半年も経たない若葉マーク店がこれほど注目されるのは面映い気持ちですが、一方では
そんな店をわざわざ紹介していただけるのは素直にありがたく思います。 とはいえ、まだまだ
紹介に値するレベルに達してるとは思っていませんので、努力目標としてそのギャップを埋める
べく頑張ります。皆様におかれましても、もし記事がお目にとまったら笑って読み飛ばして
いただきつつ、ちょっとでも当店を思い出していただいたら是非お立ち寄りくださいね。

愛媛県の若手蔵元の会を開催しました

26 10月 2010

開店から5カ月近く経って少し落ち着いてきたのを機に、初めて蔵元さんを招いた酒の会を
開催しました。記念すべき第1回の「酔香会」は10月16日の土曜日。お招きした蔵元さんは、
愛媛県で「賀儀屋」を造る成龍酒造と「寿喜心」を造る首藤酒造のお2人。いずれも苗字は
首藤(すとう)さんとお呼びします。愛媛の酒処である伊予西条に多い苗字だそうです。

以前のブログにも書いたようにずっと愛媛県の日本酒には注目しており、店でもお客様に
積極的にお勧めしてきました。 今回、その愛媛県の中でも大注目の若手蔵元さん
(しかもイケメン)を2人もお呼びできたのは幸運の極みです。 店が狭いこともあって、
ブログで告知する間もなくあっという間に予定人数が埋まってしまいました。お誘い
できなかった方々にはお詫び申し上げます。

用意していただいたお酒は2蔵合わせて13種類。生酒あり、熟成酒あり、濁り酒ありと、
バラエティーに富んだラインナップになりました。いずれも期待に違わず米の旨みや
甘み がしっかりと感じられ、ふっくらとした滋味に溢れたお酒ばかりでした。改めて
愛媛酒に惚れ直した思いです。参加者の方々も同じ思いだったらしく、盃が進むにつれ、
賑やかな笑い声が店内に溢れていきました。

今回は蔵元さんにも客席についてもらい、食事を召し上がりながら参加者とじっくり
話をしてもらう形にしたこともあり、各蔵の特徴や造りの苦労なども理解してもらう
ことができました。中締め後も蔵元との交流会が延々と続き、お開きは結局深夜に。
途中から合流した自分が寝不足もあって飲みつぶれてしまい、お恥ずかしい姿を
お見せしたことはご愛嬌として勘弁していただければ幸いです。

これからも愛媛県の日本酒の勝手応援団を務めていきたいと思っていますので、
ご来店の際には是非一杯飲んでみてください。今後は第2回以降の酔香会をはじめ、
蔵元見学会 などもやってみたいと思っていますので、機会があればご参加くださいね。

燗酒と「ひやおろし」が人気です

28 9月 2010

猛暑の夏もやっと終わりを告げ、一気に秋の気配が深まってきました。それに伴って増えてきたのが
お燗の注文です。当店では注文を受ける度に1回1回錫のちろりで燗をつけています。実はこのお燗の
温度をどのくらいにするかは 、とても難しい技術と経験を要するものなのです。

よく「燗上がりするお酒」という表現をしますが、温度を上げることで味がまろやかになるだけで
なく、ナッツやミルクのような独特の香りや味が引き出されることがあります。燗をつけるのは、
そうした隠れた美点を引き出す作業なのです。ぬる燗で絶妙なバランスを保っていたのが、
ちょっと温度を上げ過ぎると途端にとんがった苦味や酸味が出てきたりすることはよくありますし、
逆に60度前後の飛び切り燗にしてやっと旨味が 引き出される頑固なお酒もあります。

こうしたお酒ごとの個性に合わせてお湯から引き上げるタイミングを計るのは至難の業です。
ちろりに温度計を差し込んで数字を確認するだけでは不十分で、時々手の平で“触診”したり、
立ち上る匂いを嗅いだりします。特に味の固いお酒は、徳利に移す際に高いところから落として
空気を含ませたりといった工夫もします。それでも完璧な温度で提供できたなと思うのは、
1日に数回ある程度です。これからお燗の注文を受ける度に自分の修業と思って努力しますので、
燗酒と同じく温かな目で見守ってやってください。

燗酒と並んでよく注文を受けるのは、この時期に続々出荷される「ひやおろし」です。
冬に仕込んだ新酒を加熱殺菌(火入れ)したうえで貯蔵し、一夏越えてまろやかな熟成味を帯びた
タイミングで出荷される秋の旨酒 のこと。当店では蔵ごとの味わいの違いを楽しんでもらうため、
2種類の利き酒セットにして提供しています。ひやおろしはお燗にも向いていますので、
気に入ったお酒は個別に温めて味わっていただくこともできます。秋の食材を使ったおつまみ
メニューも徐々に増やしていますので、季節の味わいを存分に楽しんでください。

十間橋でジャズフェスティバルが開かれます

15 9月 2010

十間橋通り商店街の人気店、天真庵やスパイスカフェなどを会場にしてジャズフェスティバルが
開かれます。昔ながらの面影を残す十間橋エリアで、古き良き時代の音楽とダンスが蘇ります。
概要は以下の通りです。当店でもチケットを販売しておりますので、ご興味がある方はお気軽に
お声がけください。

4会場で計16以上のプログラム!
多彩な演奏が一度に楽しめるジャズフェスティバル

 
1920〜40年代の”ヴィンテージ”なジャズ
ディキシーランドやスウィングなど、ヴィンテージジャズ
オンリーのジャズフェスティバル
 
ダンスフロア有り!
リンディホップのパフォーマンスや参加型レッスン、
ジャズやダンスにまつわる当時の貴重な映像上映などを企画しています。

**********************
日時   2010年10月31日(日) 
     12:00開場 13:00開演〜17:00
チケット 3,000円(1ドリンクまたは1フード付) 
会場   十間橋商店街周辺4会場
     スパイスカフェ・天真庵
     すみだ中小企業センター(ホール・会議室)

 
チケットは各会場共通フリーパスとなります。
ジャズ十間橋 お問合せ先
電話/FAX 03-3631-7156
http://jazz10kenbashi.com

日本が誇るジャズミュージシャンの演奏で踊れるチャンスです。
どうぞお見逃しなく!!

*出演ミュージシャン*
スペシャルゲスト チャーリー田川(バンジョー)

下間哲(トランペット)/清水万紀夫(クラリネット)/後藤雅広(クラリネット)
/渡邊恭一(サックス&クラリネット)/大橋高志(ピアノ)/深澤芳美(ピアノ)
/古川奈都子(ピアノ&ヴォーカル)/阿部寛(ギター)/青木研(バンジョー)
/小林真人(ベース)/田野重松(ベース)/井桁賢一(チューバ)/日高弘(ドラム)
/熊田千穂(ヴォーカル)

周りでお店を始める人が急増中です

31 8月 2010

昨晩遅く、押上駅近くで「Fundo(フンド)」というバーをやっているブラジル生まれの
ディエゴが、大きなスイカを抱えてやってきました。築地の青果市場で働くディエゴは、
野菜や果物の専門家。「Fundo」では彼の豊富な知識を生かし、新鮮な野菜や果物をふんだんに
使った手作りメニューをウリにしています。

ディエゴが店を開いたのは今年の1月。“押上村”の新規開業組における我々の先輩でもあります。
スカイツリーの高さが延びるにつれ、周囲に新しい店が増えてきました。先日も十間橋の近くで
新しく寿司店を開業するという若い職人が挨拶に来られました。地元の不動産屋によると、
押上駅や業平橋駅周辺で店舗物件を探す人たちが急増し、物件確保が難しくなってきたとのこと。
スカイツリーの開業は1年半後とまだまだ先にも関わらず、その周辺は俄にかまびすしくなって
きたようです。

スカイツリーの周辺に限らず、最近知り合いの中で店をやりたいという人が増えてきました。
前の会社を一緒に辞めた中にも開業準備中の人間がいますし、飲み仲間が会社を辞めたり、
行きつけの店のスタッフが独立したりするケースが相次ぎ、ここ半年だけでも開業予備軍を含め
7〜8人ほどを数えます。店のお客様の中にも「実は私も店をやりたいと思っているんです…」と
切り出されることが多く、驚いています。

不況になると就職難もあって独立開業組が増えると言われますし、 将来や達成感の見えない仕事に
行き詰まりを感じているサラリーマンが逃げ場を求めているとしたら単純には喜べませんが、
自分の才覚と能力だけで勝負できる店舗経営に夢をかける同志の輪が広がるのは、やはり嬉しい
ものです。よちよち歩きを始めたばかりの私たちには何もアドバイスできることはありませんが、
飲食店経営に興味があるという方は四方山話でよければお付き合いしますので、どうぞ店に遊びに
来てください。

9月は11日(土)〜14日(火)まで遅い夏休みをいただき、地方のお酒や食材などを探しに
行ってきます。好評な鯨メニューに続いて秋メニューも鋭意研究中ですので、ご期待ください。

当店が『BRUTUS』に掲載されます

15 8月 2010

当店がマガジンハウス発行の『BRUTUS(ブルータス)』9月1日号(8月16日発売)に
掲載されます。

「東京の、東へ。」と題された特集記事の中で、十間橋界隈の個性的なお店と一緒に紹介してもらう
ことになりました、かつて雑誌メディアで働いていた私にとって、逆に雑誌から取材される立場に
なるのは、ちょっと複雑な思いが伴いました。と同時に、編集者やライター、カメラマンたちが
チームワークで1つの記事を作っていく様子を見て、懐かしい気持ちも蘇ったものです。 

特集そのものは、東京の文化的な重心が西から東へと移り始めている様子を、街歩きをしながら
丹念に拾ったもので、たまたま中野区から墨田区に移って商売を始めた自分にとっても心強い
メッセージになっています。篠山紀信が撮影した東京スカイツリーの写真も、晴天の絵ハガキ的な
構図とは一線を画すものになっています。 

先日ラジオを聞いていたところ、パーソナリティーの福山雅治が東京スカイツリーに言及し、
「今、若者に人気のある代官山や自由が丘も、昔はおしゃれな店が数軒点在しているだけだった」と、
街の盛衰や人気は時代によって大きく移り変わると指摘。時代の風向きが東京の「東」に
変わり始めていると語っていました。今をときめく「坂本龍馬」のご託宣だけに(笑)、
嬉しく聞きました。

当店にも、近所の長屋に住む若者たちが多く訪れるようになってきました。クリエイターや
若い女性たちもあえて不便な「長屋住まい」を選び、隣近所との濃密な人間関係を楽しむように
なっています。不景気なら不景気なりの生活の知恵が問われます。街の引力は人の引力。
人の流れが変われば街も変わります。これから5年、10年後が楽しみです。

隅田川花火大会が近付いてきました

27 7月 2010

最近、全国から蔵元さんが来店されるようになりました。冬の間蔵にこもって酒を醸した後、最大の
消費地である首都圏にやってきて、酒販店や飲食店などで自社のお酒の評判などを聞いて回ると
いうのが主な目的です。 当店でも蔵元さんは大人気。造り手から直接説明を聞きながら飲む酒は
格別です。時には蔵元持参の振る舞い酒で、店内が大いに盛り上がることも。来店時に蔵元さんと
同席されたらラッキーですので、日頃疑問に感じていることを是非尋ねてみてください。

開店時からいつかやりたいと思っていた蔵元さんを囲む会も9月中旬頃に開催の予定です。第1回は
愛媛県の蔵元をお呼びしたいと思っています。「えっ、愛媛県で日本酒!?」と思われる方も多いかも
しれませんが、ふわりと優しい甘さにほっとするお酒が多く、当店でも常時2、3種類の愛媛酒を
扱っていますのでお試しください。イベントについては店内およびこのホームページ上で告知します
ので、しばらくお待ちください。

イベントといえば、夏の下町最大のイベントが近付いてきました。7月31日(土)に開かれる隅田川
花火大会です。 浅草側も相当混雑しますが、川の東側である押上・業平橋地区にもかなり多くの
観客が訪れます。地元でこのイベントを経験するのは初めてですので、どれだけの人通りになるか
想像もできませんが。「逆さツリー」の撮影スポットである十間橋で花火が 見られるようで、
今年はスカイツリーと花火を写そうという人たちで相当の人出が予想されているようです。

近所には混雑を敬遠して休業を決めた店もありますが、当店はとりあえず営業することにしました。
ただし午後3時から花火大会が始まる7時までの営業とさせていただきます。料理はセットメニュー
のみ(飲み物1点付き3000円)となります。基本的にご予約のお客様のみとさせていただきますので
ご了承ください。

日本人の日本酒知らず

12 7月 2010

スカイツリーの高さが伸びるに従ってカメラ片手の見物客がますます増えてきましたが、
もう1つ目立ち始めたのが外国人の姿です。浅草から押上にかけて、リュックサックを背負った
旅慣れた雰囲気の外国人観光客がよく歩いています。当店が週末に行っている昼酒営業にも、
時折散策途中の外国人が立ち寄ります。

店の近くに住む外国人を含め、これまで米国人、フランス人、英国人、ケニア人など、様々な
国籍のお客様が訪れました。驚くのは皆日本酒を当たり前のように飲んで行くことです。
中には銘柄指定で燗酒を注文する方もいます。 外国でも思った以上に日本酒の楽しみ方が
定着していることを知り、大いに感心させられます。対して、肝心の日本人が日本酒の魅力を
知らないのではと痛感させられることも多く、複雑な心境です。

昨日は臨時休業し、久し振りに日本酒の試飲会に行ってきました。60もの酒蔵が全国から集まり、
自慢のお酒が振る舞われました。ブースごとに各蔵の個性が感じられ、店で扱いたいと思わせる
お酒もたくさんありました。この“成果”は順次、メニューに反映させていきますのでご期待下さい。

ところで、こうした会でお会いする方々は、ほとんどが顔見知りです。いわゆる「日本酒ファン」
と呼ばれる方々で、ここ数年ほとんど 顔ぶれが変わりません。これが日本酒業界の寂しい
現状なのでしょう。「日本人の日本酒知らず」。この状況に危機感を感じている蔵元は 国内市場に
半ば見切りをつけ、海外に活路を求めています。

このまま日本酒が外国人にしか分からないお酒になったとしたら寂しいことです。小さな店に
できることには限りがありますが、日本の若者たちに日本酒の魅力を伝えるべく、 微力を尽くして
いきたいと思います。

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