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街の誇りと思われる店が目標です

2011年が幕を開けてはや一月近く。年末から年初にかけて雑誌やテレビで紹介された影響もあってか
多くのお客様にご来店いただき、おかげさまで順調なスタートを切ることができました。この場を
借りて感謝申し上げます。

雑誌の取材記者をしていた頃、延べ1000人以上の経営者にお会いして話を聞く機会がありました。
ある中小企業の社長さんに「会社を長続きさせるコツは何ですか?」という質問をした時、こんな
答えが返ってきました。

「まずは、地域や取引先に『無くなると困る』と思われる会社になること」。
「そして、その次に『この会社があることが地域や業界の誇り』と思ってもらえる会社になること」
「そういう会社になれば、絶対潰れることはないよ」

自分で店を始める前、近所に短期間でころころ店が入れ替わる物件がありました。昨日までラーメン店
だったのが、気がついたら焼肉店に替わっているといった次第で、3カ月も続けば長持ちしたなと思う
ほどでした。そうなるとお客も疑心暗鬼になるというか「通って常連になろう」という気になれません。無くなっても他に代わりがいくらでもある存在では長続きしない。今になって社長のその言葉を
ちょくちょく思い出すようになりました。

開店当初、地元のお客様に「何でこんな場所に店を出したの?」とよく聞かれました。今は「この街に
来てもらってありがとう」と言われたり、「近所に話題になる店があって嬉しい」と雑誌に紹介された
ことを一緒に喜んでくださるお客様もいらっしゃいます。

まだ1歳にも満たないヒヨッコの我々には面映いばかりですが、少しは地域の方々にも認めてもらえる
店になりつつあるのかなと、日々の励みにしています。「この店があることがウチの街の誇り」。
いつかそう思ってもらえるようになれるよう、壮大な目標に向かって一歩一歩進んでいきたいと
思います。

今年から始めた「奈良萬飲み比べ」「にごり新酒」「“美人”新酒(「南部美人」や「東洋美人」
等)」といった利き酒セットも好評です。春からは銘柄に「梅」や「桜」が付いた「梅セット」
「桜セット」ななども始める予定ですので是非お試しください。 色々様々に試行錯誤しながら
日本酒業界にとっても 「無くてはならない」と思われる店を目指したいと思っています。

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2 Comments to “街の誇りと思われる店が目標です”

  1. 先だってお邪魔したとある地元民です。
    すでに、友人知人にいいお店ができたから遊びにおいでと声をかけました。
    これからもこだわってセレクトされた美味しいお酒と、名前を見ただけで試したくなる酒肴の数々、楽しみにしております。

  2. JUNEさま

    先日はご来店いただきありがとうございます。
    最近、地元のお客様が増えてきたのが心強い限りです。
    気ままな夫婦がやっている小さな店ですが、
    これからも皆様に支えていただきながら頑張っていきたいと思います。
    またお時間をみつけて覗いてやってくださいまし。お待ちしています。

    suga

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